セドナの地で

イルチブレインヨガで伝えている脳教育プログラムの、アメリカでの普及は、
アリゾナ州セドナの地で始まりました。
脳教育の創始者である、一指　李承憲（イルチ　イスンホン）先生が、
アメリカで広めるために車で大陸横断しながら探していた時、
不思議な縁でセドナに出会いました。
今、セドナには「マゴ・リトリート」（「マゴ」は地球のお母さんという意味）
という瞑想センターがあり、
世界の脳教育の拠点として、コロナ禍でも輝いています。

もう７，８年も前になりますが、この場所を訪れたとき、
わたしはたいして英語も話せず、コヨーテやサソリのいる砂漠地帯なのに、
なぜか「大丈夫だ」という気がして、不思議だったことをよく覚えています。
そこにいるだけで癒される、安心する感じ。
ネイティブ・アメリカンたちが
セドナをとても神聖な儀式の場としていたのが分かる気がしました。

刻々と変わるレッドロックの山々と空の色。
今まで見たことのないスケールの、広々とした力強い景色に
心は自然と「地球」を感じていました。

街中で、日々の暮らしに追われていると、
自分の暮らしがこの地球の上に成り立っているのだということを忘れます。
すると、自分の生活空間を清潔に保つのと同じように
自然環境を汚さないよう、傷つけないようにしよう、
という心からも遠ざかってしまいます。
脳教育が目指す「地球市民意識の育成」は、
まさにこの「地球」の感覚を思い出すこと。
セドナのような、日本と全く違う風景の中で新鮮な衝撃を受けると
日本の繊細な風景の中にも同じ感覚があることが
自然とわかると思うのです。

今は出かけていくことが叶わないですが、
いつかまた旅行ができる日が来たら、また行きたいです。
今日は、そんなセドナの地を少しだけご紹介します。

◆SEDONA 夢とインスピレーションをもたらすセドナへの旅